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生駒山麓神社めぐり

大阪の生駒山地の麓には神社がたくさんある。
どの神社も山の中腹にあって、境内からの見晴らしのよさに感動を覚える。

国道170号線の旧道を南下していくと、学校の角の信号のある交差点に鳥居が立っている。
明らかに通行の邪魔になっている鳥居なのだが、昔も今も立っている。
その交差点を上がって行くとどんどん道が狭くなってきて少し不安になったころに、左手に小さな神社が見えた。
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何の飾り気もないシンプルな神社だ。
都夫久美神社
聞いたことのない名前だな。

延喜式神名帳では小社に列せられており、古代の大豪族物部氏の祖神宇摩志摩治命を祭神とする

と書いてある。
古くからある神社なんだね。

さらに上がって行くと目的の神社 玉祖神社 が見えた。
しかし・・・・・・・・・・
神社のすぐ手前を工事している。
山の中腹に沿って走る道路を建設しているようだ。
なんでこんな道が必要なのだろう。
工事のための工事なんだろうなあ~
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玉祖神社の境内にはとても大きな楠がある。
幹の太さなんか尋常じゃないほど太い。

玉祖神社
式内社で玉祖明神とか、高安明神ともいう、高安十一ヵ村の氏神で、和銅三(七一〇)年周防国から分霊を勧請したもので、祭神は櫛明玉命である、この地に玉造部の人人が住んでいたので、その祖神を祭ったものであろう。


実に古くからある神社なんだね。
コンクリートを減らしたり目立たなくして、フェンスを取っ払ったらもっと良い雰囲気を醸し出せると思う。
それにつけても神社のすぐ下の道の工事は腹立たしいなあ。

玉祖神社から170号線旧道に戻り、さらに南下するとやはり鳥居が見える。
鐸比古鐸比賣神社と書いてある。
「たくひこたくひめじんじゃ」だな。
鳥居のある小さな交差点を神社側に曲がって昇っていくとすぐに神社が見えてきた。
きつい階段を上がるとそこにはこじんまりした神社があった。
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さっそく由緒を読んでみると

「ぬでひこぬでひめじんじゃ」とルビが振ってある。
「鐸」は「ぬで」って読むんだね。

御祭神はもちろん鐸比古命 鐸比賣命。
この2柱を主神にしているのは、岡山の和気神社とここだけらしい。
たしかに聞いたことのない名前だもんな。

この神社からの風景は、東大阪にある神社とはほんのちょっと違っていて、大阪市中心部のビル群が目立たない。
大阪府南部の平たい風景がのんびりさを感じさせ心地良くなる。



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by vivace185 | 2007-05-19 13:46 | 街を歩く  

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